別所温泉の坂を上がった突き当たりにあるのが、倉澤家蚕室。
立派なお屋敷がそのまま残されていて、見学させていただけのは本当に貴重な機会です。
まずは、建物左側の半地下の部屋へ。
この扉をくぐるだけでもワクワクします。
何があるんだろう~。
オンドルというのでしょうか。
下で温めた空気を、一階、二階の母屋の蚕室に送る仕組みになっています。
すごいっ。
室内に移動して、ここから温かい空気が入ります。
開くとこんな風になるのです。
よく考えてありますよね。
開いたり閉じたりが自由自在。
仕掛けがあって面白いっ。
この部屋の真ん中の通気孔から、温かい空気が出ていたんですね。
天井には換気のための窓があります。
温度が上がりすぎたら、ここを開けて換気するんですね。
それにしても、広々としたお部屋。
ここで養蚕をしていたんだ~。
蚕を飼うだけのお屋敷にしては、もったいないような立派な造りですが、当時はお蚕様様ですもんね。
窓からの眺めも最高!
養蚕の苦労の中で、安らげる景色だったのかもしれません。
地下には、桑の葉を貯蔵する倉庫が。
ひんやりとした空気が感じられるようです。
ここで、採って来た桑の葉を保管しておいたそうです。
1日何10キロもの桑の葉を食べる蚕だから、本当にたくさんの桑の葉があったのでしょう。
参加させていただけて、勉強になりました。
別所温泉、面白い地域です。
たまには日帰り温泉にも行ってみようかな。