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今日の製作

  • 2023年6月22日

収繭のお手伝い

今朝からシトシトと雨が降る中、信州大学繊維学部の農場で“収繭”作業をしました。 1ヶ月かけて、卵はお蚕さんになり、お蚕さんは繭になり、その繭をまぶしから取る作業です。 繭友のサークルの皆さんと何人ものお手伝いの方が参加して、一つずつ手で繭を取る作業をしました。 普段は機械で、ガシャンと繭を押し出すの […]

  • 2022年9月10日

つむぎ糸のボールストラップ

2019年、「ともしび博物館」で上田紬の展示会をさせていただいた時から考えていたかたち。 色々な糸の使い方や、表現をあれこれ変えてみて、やっと出来ました。 たぶんこれからも変化ていくと思いますが、今の完成形はこちらです。 猫のチャーム付き、つむぎ糸のボールストラップ。 カラフルな色の糸ボールの中は空 […]

  • 2022年7月18日

蓮のストール、納品させていただきました。

信濃国分寺の蓮で染めたストールを、海野町商店街の「ヤジマ」さんへ納品させていただきました。 昨年の秋に蓮を採らせていただきに行き、今年の5月に染めた糸で織ったのです。 新しくオープンした「ヤジマ」さんは、お店の中で勉強会なども出来る皆が楽しく集まれる場所なのだそうです。 きれいに染め上がった糸、優し […]

  • 2022年4月10日

ご注文のお品物、ついに完成!

もう2年前でしょうか。 ある企業様から青系の生地のご注文をいただきました。 過去も作品をSNSで見つけてくださり、イメージを伝えていただきました。 本当にお気に召していただけるものが作りたいなぁと、何度もメールやお電話でお話をさせていただき、ようやく完成。 2年越しですからね、ホッとすると同時に少し […]

  • 2021年7月20日

蓮染めのストール

8月に開催される「蓮」展に向けて、 蓮で染めたストールを作っています。 使うのは、信濃国分寺の蓮田の蓮の花。 昨年の花を乾燥させたものを、地域の方々から買わせていただきました。 グツグツと煮詰めると、なんとも良い香りが漂い始めます。 漢方みたいな、身体に優しい香りがします。 まだまだ煮詰めます。 本 […]

  • 2021年7月2日

エネルギーあふれるキモノ!製作中!

3色のグラデーションのキモノを作っています。 整経、黄色から朱に変わりました。 やっと半分くらいです。 3色がそろうとこんな感じ。 きれいです! 本数が間違いなくそろったら、 整経のまとめに入ります。 こうして、綾をまとめて糸の始まりとおしまいを決めるのです。 整経の最中は、始まりもおしまいはもちろ […]

  • 2021年5月21日

信玄袋、仕立て上がりました!

“上田紬の信玄袋ありますか?”というお問い合わせをいただいて、 巾着はあるけれど、信玄袋がないことに気付きました。 形や大きさ、生地など試行錯誤して、 出来上がったのが、こちらです! 嬉しいリバーシブルです。 両面違う柄だと、なんだか嬉しくなりませんか? お着物にあわせて、とか、作務衣にあわせて雰囲 […]

  • 2021年4月2日

新年度もつくる、つくる、つくる。

新年度が始まりました。 ついこの間まで、歓送迎会とか、退職、卒業の贈り物に、と工房の小物をご用意させていただいていたのが、もう新年度。 なんて早いんでしょう。 新年度はこの色から。 優しい色、柔らかい色。 新芽の上を歩きたくなるような、そんなフワッとした感覚も浮かびます。 経糸、順調に巻き取れていま […]

  • 2021年3月16日

春色、今年の春の色は。

春といえば・・。 桜色とか、木々が萌える色とか。 でも、今年はなんだか違う。 こういう色、いってみましょう! 経糸を小枠に巻きとって。 順調に回っていますよ~。 この作業が上手くいくと幸先いいのです。 整経、こちらも順調。 2色に見えますが、4色入っていますよ。 整経の済んだものを経玉・へだまにして […]

  • 2021年2月28日

ご注文や、お引き受けした仕事などの目処がようやく立ってきました。 一つ一つが手仕事で、自分の仕事の先を引き受けてくださる方がいて。 自分で足を運んだり、何度も打ち合わせに来ていただいたり。 それが一つずつ形になってきたこの頃。 やったー!という達成感と、 全てが手から巣だっていく安心感と。 合間、合 […]

>「日本三大紬」と言われた上田紬

「日本三大紬」と言われた上田紬

江戸時代には「日本三大紬」として一世を風靡した上田紬。真田幸村の父、昌幸がこの地に築城した際、地場産業として奨励した真田織が始まりと言われています。井原西鶴の「日本永代蔵」にも登場したような、伝統的な縞・格子の柄は今でも定評がありますが、現代の風を取り入れた色使いやデザインは、”見て楽しく纏って楽しい”上田紬を演出し、日常を豊かにしてくれます。