新年度もつくる、つくる、つくる。

新年度が始まりました。

ついこの間まで、歓送迎会とか、退職、卒業の贈り物に、と工房の小物をご用意させていただいていたのが、もう新年度。

なんて早いんでしょう。

新年度はこの色から。

優しい色、柔らかい色。

新芽の上を歩きたくなるような、そんなフワッとした感覚も浮かびます。

経糸、順調に巻き取れています。

次は整経。

1反分なので早く出来ました~。

グラデーションは特に、何度も数えて本数を確認します。

次は、巻いていきましょう。

グラデーションに、絣が入っているんです。

きっと楽しい柄になるはず。

光を浴びてキラキラしていますよ。

巻き上がりました。

これが機織り機にかかって、経つなぎをしたら織りに入ります。

緯糸の入れ方で色の深みも変わってくるので、緯糸選びも大切です。

織り上がるのは、新緑の頃になるでしょう。

>「日本三大紬」と言われた上田紬

「日本三大紬」と言われた上田紬

江戸時代には「日本三大紬」として一世を風靡した上田紬。真田幸村の父、昌幸がこの地に築城した際、地場産業として奨励した真田織が始まりと言われています。井原西鶴の「日本永代蔵」にも登場したような、伝統的な縞・格子の柄は今でも定評がありますが、現代の風を取り入れた色使いやデザインは、”見て楽しく纏って楽しい”上田紬を演出し、日常を豊かにしてくれます。