全集中で製作中!今年流行の市松柄を上田紬で。

今年話題になったといえば、あの柄。

緑×黒の市松。

私も映画を観に行き、ストーリーもろくに知らないのにただ感動して帰って来た一人です。

緑×黒!? この柄、3年ほど前に男性物の帯で作ったじゃないの、と。

しかも、隣に黄色、そしてピンク。

キャラクター、かぶります。

あらためて、今回ご注文をいただきまして、全集中で製作に励んでいました。

まず、染めて糊はりをして干します。

経糸を小枠に巻き取ります。

小枠に巻き取られた糸は本当にきれいです。

整経。

今回は必要な長さだけを経る、贅沢な作り方です。

この後、緯糸が織り込まれていくのです。

完成が待ち遠しいなぁ。

きっと、上田の鬼を退治してくれるはず。

そんなストーリーが上田紬から生まれたら面白い。

>「日本三大紬」と言われた上田紬

「日本三大紬」と言われた上田紬

江戸時代には「日本三大紬」として一世を風靡した上田紬。真田幸村の父、昌幸がこの地に築城した際、地場産業として奨励した真田織が始まりと言われています。井原西鶴の「日本永代蔵」にも登場したような、伝統的な縞・格子の柄は今でも定評がありますが、現代の風を取り入れた色使いやデザインは、”見て楽しく纏って楽しい”上田紬を演出し、日常を豊かにしてくれます。