桑の実ストール

先日のストール、染めに使った素材はこちら。

たっぷりの桑の実です。

「ミゾ」とも言っていた桑の実。

作り方は簡単です。

熟した桑の実をよく揉んで、濃厚な果汁が出てきたら絞ります。

ひたすらこれを繰り返します。

絞った後の桑の実おからは、きっと栄養たっぷり。

染液になる果汁は、これだけとれました。

さて、ストールが何枚染められるか・・・。

季節限定のお楽しみです。

その裏で、どんな苦労があるかというと・・・。

桑の実とりは、こんな完全防備で出掛けます〜。

少し動けば、汗びっしょり。

傘を広げて、大きな桑の木の枝をたたくと・・。

ボト、ボト、ボト、と勢いよく桑の実が降って来ます。

もちろん、ビックリした虫たちや、時にはカタツムリもたくさんっ。

あと何回とりに行けるかな〜。

昔は良く見かけた桑の木も、最近はあまり見かけなくなりました。

>「日本三大紬」と言われた上田紬

「日本三大紬」と言われた上田紬

江戸時代には「日本三大紬」として一世を風靡した上田紬。真田幸村の父、昌幸がこの地に築城した際、地場産業として奨励した真田織が始まりと言われています。井原西鶴の「日本永代蔵」にも登場したような、伝統的な縞・格子の柄は今でも定評がありますが、現代の風を取り入れた色使いやデザインは、”見て楽しく纏って楽しい”上田紬を演出し、日常を豊かにしてくれます。