素敵な場所見つけた。

工房の花々が所狭しと咲き始めました。

ご近所の花々も。
工房は北国街道に面しているのですが、昔ながらの家並みがまだたくさん残っています。

何時の頃からか、毎年このお家の庭の花が咲くのを心待ちにするようになりました。
蚕室造りのこのお家の塀から、こぼれるように咲く花や緑の木々。

通りからジャンプしたり、近くの石に乗って庭の花を眺めたり。
1週間でこの景色は変わってしまうから、この景色は今が最高の一瞬です。

普段は車で何気なく通り過ぎてしまう景色も、今年の春はゆっくり楽しむことが出来ました。

毎日毎日変わる景色と、目に飛び込んでくる鮮やかな色。

工房の近くにある小路は、着物で歩くとなんだかドラマが生まれます。
実際、ドラマや映画の撮影でも北国街道沿いの家並みや小路はよく使われているんです。

こんな素敵な場所でもの作りが出来ることに、あらためて感謝する季節です。

>「日本三大紬」と言われた上田紬

「日本三大紬」と言われた上田紬

江戸時代には「日本三大紬」として一世を風靡した上田紬。真田幸村の父、昌幸がこの地に築城した際、地場産業として奨励した真田織が始まりと言われています。井原西鶴の「日本永代蔵」にも登場したような、伝統的な縞・格子の柄は今でも定評がありますが、現代の風を取り入れた色使いやデザインは、”見て楽しく纏って楽しい”上田紬を演出し、日常を豊かにしてくれます。