TAG

上田紬

  • 2020年7月4日

続・桑の実ストール

桑の葉を食べる蚕が吐く糸で織ったストールを、 桑の実で染める。 ストーリーとロマンがありますよね。 が、色んなことも起こります。 先日ていねいに絞った、桑の実果汁。 さて、とフタを開けたらシュワシュワシュワー。 見事に発酵していました。 冷蔵庫に入れて置いたのにー。 3分の1は地面にこぼれてしまった […]

  • 2020年7月2日

桑の実ストール

先日のストール、染めに使った素材はこちら。 たっぷりの桑の実です。 「ミゾ」とも言っていた桑の実。 作り方は簡単です。 熟した桑の実をよく揉んで、濃厚な果汁が出てきたら絞ります。 ひたすらこれを繰り返します。 絞った後の桑の実おからは、きっと栄養たっぷり。 染液になる果汁は、これだけとれました。 さ […]

  • 2020年6月30日

織り上がったばかりのストール、染めますっ。

織り上がった白いストール。 染めますっ。 染め液ストレート200cc、米酢100cc ぬるま湯に浸したストールを絞り、入れます。 一気に色を吸収し、こんな素敵な色に。 なんだか良い香り〜。 そして。 この透明な液体に、もう一度。 期待通りの色チェンジ! これを何度か繰り返し。 一晩寝かせます。 Z […]

  • 2020年6月29日

季節を楽しむ、漬物パラダイス。

長野県の長寿の理由は、保存食や発酵食品を良く 食べるから、と聞いたことがります。 おばちゃん達が集まると、みんな持ち寄りタッパ ーを開けてお茶会。 これが長生きの秘訣だそうですよ。 この時期、スーパーやホームセンター、100円シ ョップにも漬物用の瓶が勢揃いっ。 さて、私も畑に繰り出すか〜。 ほんの […]

  • 2020年6月24日

いつも、どこでも、どんなときも、キモノ。

おうちキモノ、ご近所までお散歩もしました。 毎日変化する新緑が、目にも心にも潤いをくれる季節。 工房から徒歩5分ほどのところにある、”蚕影さん”と言われている神社のふもとに、 藤の花がひっそりと咲いていました。 そこから更に5分ほど歩くと、見晴らしの良い高台にあずまやがあり、一面の草花が広がる景色。 […]

  • 2020年6月22日

着物、きもの、そしてキモノ。

春、楽しんだ、おうちキモノの復習。 キモノで工房をご案内です。 カラシ色のお召し紬に紅型の帯で、工房2階へ。 経糸は小枠に巻き取ってから、整経の作業に入ります。 明治時代の工房の階段はとても急なんです。 ちょっとひと休み。 淡いピンク色のお召し紬に、紅型の帯。 紅型は紬との相性が良く、最近こればかり […]

  • 2020年6月20日

キモノデビュー、kariko。

梅雨の雨が続いています。 まだ着物でお出掛け気分にはなれなくて、この春のおうちキモノの復習を。 初めておうちキモノを始めたのは3月24日でした。 まだ肌寒くて、梅の花が咲き始めたころ。 ”月光”のキモノに紅型の帯。 ここから、Karikoさんのデビューです。 せっかくならキモノを着て、工房をご案内し […]

  • 2020年6月15日

信州上田、初夏を彩る景色

最近ようやく少し離れたところの景色を楽しめるようになりました。 国分寺の裏、ハス池のあるところです。 いつも通り過ぎてしまう景色。 届け物をした帰り道、ハトが美味しそうに水を飲んでいたのです。 水が喉を通る音まで聞こえてきた気がする瞬間でした。 上田城もこんなに緑深くなりました。 人はあまりいません […]

  • 2020年6月10日

第24回女性伝統工芸士展

6月17日㈬から22日㈪まで、アクロス福岡で開催を予定していましたが、残念ながら今年は中止となりました。 初めて参加させていただいたのは3年前。伝統工芸に携わる大先輩の皆さんとご一緒させていただいて、すごく緊張していたのを覚えています。 でも皆さんに本当に親切にしていただいて、福岡のお客様にもたくさ […]

>「日本三大紬」と言われた上田紬

「日本三大紬」と言われた上田紬

江戸時代には「日本三大紬」として一世を風靡した上田紬。真田幸村の父、昌幸がこの地に築城した際、地場産業として奨励した真田織が始まりと言われています。井原西鶴の「日本永代蔵」にも登場したような、伝統的な縞・格子の柄は今でも定評がありますが、現代の風を取り入れた色使いやデザインは、”見て楽しく纏って楽しい”上田紬を演出し、日常を豊かにしてくれます。