工房は13日~16日までお盆休みをいただいていましたが、休みとはいえ目の前は仕事の山。
昨年、いえ一昨年、もっと前から土蔵の掃除を少しずつしていました。
が、なかなか進まず1年経ち、2年経ち。
「断捨離難しいーっ」が、ずっと何十年も続いていたのだと思います。
今回山積みになったのは、書類や手紙、掲載紙など。
上田紬の事が書かれた「上田の四季」という本。
こちらももちろん大切に本棚へ。
こういう本は、その当時のことが良く分かり本当に面白いです。
私が子どもの頃、大人はなんだか難しそうなことを話しているし、仕事も大変なんだろうなぁと思っていましたが、今に比べるとのんびりとした時代だったんだな、と、本のページをめくりました。
身の回りにある小さなことが大きな幸せで、今よりもっと人が人に近かったように感じます。
今の方がより便利に、より過ごしやすくなっているのに、本の中はもっと良い時代だったような気がしました。
こんな資料や伝票も。
指定工芸品になるために、申し出書を出した時のもの。
仕切り書にも丁寧に記入されていました。
たくさんの苦労があって、今の上田紬があるんだなぁと再確認しました。
こうして一つ一つ目を通していると、掃除はなかなか進みません。