上田紬コサージュ、信濃毎日新聞で紹介

地元の塩尻小学校では、卒業生の保護者が卒業生に手作りコサージュをプレゼントするという、素敵な慣習があります。

そのコサージュは、卒業式で卒業生が胸に飾るのですが、次の入学式の時にはお母さんが使うというお家もあり、素敵なストーリーにつながるのです。

コサージュの生地を上田紬で、という活動が20年近く続いており、今回あらためて信濃毎日新聞さんに記事にしていただきました。

地域の公民館で役員のお母さん達が、生地を裁断して他のお母さん達が作業しやすく下準備をしておきます。

何人もお子さんがいるお母さんは、「これが最後のコサージュ作り。今までのを全部とってあり高校の入学式でも使った」とコメントしたり、

初めてのお子さんのお母さんは、「卒業式のことを考えると嬉しいけど寂しくもある」と話されていました。

大切な卒業式に上田紬をお使いいただけてありがたいです。

翌日の新聞に、カラーで大きく掲載していただきました。

こういう活動がもっと広まると良いなと思います。

>「日本三大紬」と言われた上田紬

「日本三大紬」と言われた上田紬

江戸時代には「日本三大紬」として一世を風靡した上田紬。真田幸村の父、昌幸がこの地に築城した際、地場産業として奨励した真田織が始まりと言われています。井原西鶴の「日本永代蔵」にも登場したような、伝統的な縞・格子の柄は今でも定評がありますが、現代の風を取り入れた色使いやデザインは、”見て楽しく纏って楽しい”上田紬を演出し、日常を豊かにしてくれます。