今朝からシトシトと雨が降る中、信州大学繊維学部の農場で“収繭”作業をしました。
1ヶ月かけて、卵はお蚕さんになり、お蚕さんは繭になり、その繭をまぶしから取る作業です。
繭友のサークルの皆さんと何人ものお手伝いの方が参加して、一つずつ手で繭を取る作業をしました。
普段は機械で、ガシャンと繭を押し出すのですが、今回の「シュリマル」という品種はとても柔らかい繭なのだそうで、機械ではなく手作業が良いそうです。
良い繭と、良くない繭に分けます。
良くない繭は、柔らかすぎる、薄い、穴が空いている、等様々な理由があります。
良い繭だけを毛羽とり機にかけます。
表面の毛羽をとるのですが、すごくたくさん、出てきましたー。
今回の繭は、周りにもたくさん糸を吐いています。
こんなにきれいに吐きまわった糸はあまり見たことがありません。
珍しい形の繭もありました。
玉繭をつくりやすい品種だそうですが、こんな形もあるのかな。
今回とった繭は、岡谷の宮坂製糸所さんで糸にします。
お蚕さんの慰霊碑に手を合わせて、作業は終わります。