つむぎ糸のボールストラップ

2019年、「ともしび博物館」で上田紬の展示会をさせていただいた時から考えていたかたち。

色々な糸の使い方や、表現をあれこれ変えてみて、やっと出来ました。

たぶんこれからも変化ていくと思いますが、今の完成形はこちらです。

猫のチャーム付き、つむぎ糸のボールストラップ。

カラフルな色の糸ボールの中は空洞なので軽くてかわいい。

どうして猫!?

猫は養蚕の神様だからです。

養蚕の敵は蚕を食べにくるネズミ、そのネズミを退治してくれるのは猫。

猫を形どったものは養蚕で栄えた地域にはたくさんあるのです。

柳町の玉井フルーツさんにストラップを納品させていただきました。

と、その情報を聞いて友人がわざわざ工房を訪ねて来てくれたのです。

じっくり選んで、大切なお友達へのプレゼントにとお買い求めくださいました。

ありがとうございます!

玉井フルーツさんのドライフルーツもいつも美味しくいただいています。

>「日本三大紬」と言われた上田紬

「日本三大紬」と言われた上田紬

江戸時代には「日本三大紬」として一世を風靡した上田紬。真田幸村の父、昌幸がこの地に築城した際、地場産業として奨励した真田織が始まりと言われています。井原西鶴の「日本永代蔵」にも登場したような、伝統的な縞・格子の柄は今でも定評がありますが、現代の風を取り入れた色使いやデザインは、”見て楽しく纏って楽しい”上田紬を演出し、日常を豊かにしてくれます。