もう2年前でしょうか。
ある企業様から青系の生地のご注文をいただきました。
過去も作品をSNSで見つけてくださり、イメージを伝えていただきました。
本当にお気に召していただけるものが作りたいなぁと、何度もメールやお電話でお話をさせていただき、ようやく完成。
2年越しですからね、ホッとすると同時に少しの寂しさが。
でも、このお納めする生地が別の形に変化するという楽しみが待っています。
さてさて、どんな作品になるのでしょう、いつお披露目になるのでしょう。
そんな楽しみが先にあるのは良いものです。
整経を待つ糸枠。
整経、まぶしい糸。
思わず見とれてしまうような美しい重なりになりました。
整経が終わり、糸をくさりにします。
光沢が素晴らしい。
一旦巻き付けて、機巻きにし、経つなぎに入り、ようやく織りです。
織り上がった反物。
完成した美しい生地を見ると、長くかかった工程の大変さも忘れてしまいます。