八十二文化財団の機関紙「地域文化」2021年秋号の特集は、信州紬。
様々な視点や立場の方々が、信州紬について書かれた、内容盛りだくさんな本になっています。
表紙を一枚めくって飛び込んでくる言葉が、興味深いものばかりです。
丸岡秀子さんの文章を引用しながら、上田紬の歴史について書かれたのは、尾崎行也さん。
祖母が元気な頃、よく工房に話を聞きに来てくださっていました。
その方の文章を通して、祖母の言葉を想うのは感慨深いものです。
伊那紬、有明紬のことも内容濃く書かれていました。
そして、上田紬は“ニッポン職人図鑑“の大牧圭吾さんと対談させていただきました。
日本全国を飛び回って伝統工芸を取材される大牧さんのお話はとても面白くて、フムフムと聞き入るばかり。
とりとめのない私の話をまとめてくださった、八十二文化財団の皆様に感謝です。