蓮染めのストール

8月に開催される「蓮」展に向けて、

蓮で染めたストールを作っています。

使うのは、信濃国分寺の蓮田の蓮の花。

昨年の花を乾燥させたものを、地域の方々から買わせていただきました。

グツグツと煮詰めると、なんとも良い香りが漂い始めます。

漢方みたいな、身体に優しい香りがします。

まだまだ煮詰めます。

本当に良い香り。

美しく咲いた花にも、煮詰めた香りにも癒されるなんて、蓮の花はなんてすごい力があるんでしょう。

煮詰めていると、蓮の花はフワフワになってきます。

ギュウっとしぼると、また膨らんで水分を吸い込みます。

染め上がったストールは、それぞれ優しい雰囲気になりました。

纏うだけで、なんだか優しくて幸せな気持ちになります。

地元国分寺の蓮で染めたストール。

地元の素材で染めるって素敵だな。

>「日本三大紬」と言われた上田紬

「日本三大紬」と言われた上田紬

江戸時代には「日本三大紬」として一世を風靡した上田紬。真田幸村の父、昌幸がこの地に築城した際、地場産業として奨励した真田織が始まりと言われています。井原西鶴の「日本永代蔵」にも登場したような、伝統的な縞・格子の柄は今でも定評がありますが、現代の風を取り入れた色使いやデザインは、”見て楽しく纏って楽しい”上田紬を演出し、日常を豊かにしてくれます。