初!「祢津歌舞伎」

ずっと前から観たかった、お隣の東御市の「祢津歌舞伎」。

4/29は、上田市内の「真田まつり」と重なっていたため、観に行くことが出来ずにいました。

今年は「真田まつり」が秋に時期変更になったり、「祢津歌舞伎」に友人が出演するということで、念願かなって観に行くことが出来ました。

想像以上に本格的な舞台で、お客さんもいっぱいです。

山の傾斜をうまく利用して客席に仕立てているのが本当に素晴らしく、この雰囲気だけでもう満足。

4月だというのにとても暑い日だったので、後ろの大きな木の日陰を見つけて座りました。

ご近所さんが出演しているのか、客席からは楽しい噂話がちらほらでたり、

笑いや拍手、更には大向うもかかって本当に面白いひとときでした。

昔は日常の近いところにこうした娯楽があって、大人も子どもも境目なくみんなで楽しんでいたのですね。

この歌舞伎舞台は、1817年につくられて現存する歌舞伎回り舞台では最古のものだそうです。

こんな風に地域の人が集まれるの、いいなぁ、と帰って来ました。   

>「日本三大紬」と言われた上田紬

「日本三大紬」と言われた上田紬

江戸時代には「日本三大紬」として一世を風靡した上田紬。真田幸村の父、昌幸がこの地に築城した際、地場産業として奨励した真田織が始まりと言われています。井原西鶴の「日本永代蔵」にも登場したような、伝統的な縞・格子の柄は今でも定評がありますが、現代の風を取り入れた色使いやデザインは、”見て楽しく纏って楽しい”上田紬を演出し、日常を豊かにしてくれます。