別所温泉「まちあるき」編

車を運転するようになってから、別所線はあまり乗らなくなってしまったのですが、子どもの頃の思い出がたくさんあります。

田舎の景色をみながらカーブを曲がると、となりの車両に乗っている人の顔が見えたり。

田んぼや畑の中をのんびり走る別所線。

終点は「別所温泉」駅です。

駅構内のミントグリーン?な感じがいいですね。

朝の空気が気持ちいい~。

どこか懐かしさのある、待合室。

タイムスリップしたみたいです。

数年前、信濃国分寺から、塩田平、別所温泉へのレイラインが日本遺産に認定されました。

https://www.city.ueda.nagano.jp/soshiki/shogaku/30087.html

駅構内にも、日本遺産を知らせる旗があちこちにありました。

まちが元気なのは、いいなぁ。

別所温泉といえば、もちろん温泉。

“真田の隠れ湯”と言われている「石湯」。

3つある共同浴場のうちの一つです。

他は「大師湯」と「大湯」があります。

そして歩きながら至るところで目にとまるのは、“洗い場”。

今でも、近所の人が野沢菜を洗ったり、洗濯のすすぎをしに来たり、と使われているそうです。

こちらは北向観音から、下の駐車場に向かう細い道沿いの石垣。

「算木積み」のこの石垣は、高さが12メートルほどあるそうで、明治11年~16年頃に今の形になったそうです。

工房の近所の家の石垣も、確かこの形だったよ、と思い出しました。

やはり、養蚕で栄えた土地だったんだなぁと地域の歴史を振り返ります。

北向観音のすくそばにあるパン屋さんのマフィンをお土産に。

別所温泉、最近はおしゃれなお店も増えつつ昔ながらの良さも残しつつ、色んなまちあるきが楽しめそうです。

別所温泉を分かりやすくまとめたパンフレットを手に、季節を楽しみながら、まちあるき、お寺巡りをしてみたい場所です。

あじさいがちょうど見頃でした。

>「日本三大紬」と言われた上田紬

「日本三大紬」と言われた上田紬

江戸時代には「日本三大紬」として一世を風靡した上田紬。真田幸村の父、昌幸がこの地に築城した際、地場産業として奨励した真田織が始まりと言われています。井原西鶴の「日本永代蔵」にも登場したような、伝統的な縞・格子の柄は今でも定評がありますが、現代の風を取り入れた色使いやデザインは、”見て楽しく纏って楽しい”上田紬を演出し、日常を豊かにしてくれます。